著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

ブラマヨ小杉君はNSCの生徒時代から素人の声ではなかった

公開日: 更新日:

 小杉君の何が目を引いたか? とにかく声がデカかった! 特別に力を入れて話しているわけでもないのに大きいだけじゃなく、よく通り、当時から「素人の声」ではありませんでした。正直「凄いな、この子!」と思いました。

 NSCの最初の授業で20項目の「心得」を書いたプリントを渡しますが、10項目目に「発声は最も重要! 聞こえないと伝わらない=人を笑わせない! 自分がどれだけの声を出せるのかMAXを目指せ! 目標はブラマヨ・小杉君」と個人名を挙げています。この自粛期間中、リモート出演で小杉君をよく見かけるのは、パソコン越しでもしっかり聞き取れる声量の効果も大きかったと思います。

■「倒れる前に体重減らせ!」

 M―1で優勝した年、関西の番組で、毎週生中継先で3~4分間の漫才をさせられていました。前にお客さんがいない状況で漫才をやるほどつらいことはありません。私も番組に関わっていたので「台本書こうか?」と言うと「いえ自分たちで考えます。ありがとうございます」と自分たちのネタ作りにこだわった。あの過酷な経験が血となり肉となったのでしょう。

 太り過ぎで会うたびにお腹を叩きながら「倒れる前に体重減らせ!」と言ってましたが、先日「マックス120キロから30キロダイエットをして1年キープしています」とメールがありました。これからも体に気をつけながら、吉田君と迫力のある“おもろい漫才”をやってくれることを願っています。

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