著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、雑誌・テレビ番組・ウェブニュースにコメントを提供。次世代俳優の発掘・紹介に力を入れ、大手芸能事務所の新人オーディションで審査員を務めたこともある。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

「十二単衣を着た悪魔」“女子のカリスマ”三吉彩花の新境地

公開日: 更新日:

 初めて彼女にインタビューしたのは、さくら学院を卒業した翌年。16歳だった三吉は、初々しく、「自分とかけ離れた役はオトナになってからも挑戦できると思うので、今しかできない等身大の役を演じたいです」(「月刊Audition」2013年6月号)と話していた。

 その言葉通りに、その後、10代のころにはドラマ「GTO」(フジテレビ系)、初主演映画「旅立ちの島唄~十五の春~」などで等身大の役を演じ、24歳になった今、架空の物語に登場する悪女という、究極にかけ離れた役を見事に演じ切った。

 16歳当時は、前出のインタビューの中で、チャームポイントは? という質問に「黒髪と片方だけできるエクボ」、自分を動物にたとえると「ネコ」、会ってみたい有名人は「ジョニー・デップさん、BIGBANGさん」と答えた。月日が経過して好みは変わったかと思うが、彼女の無邪気な人柄の原点を感じる。

 催眠術をかけられ歌い出す「ダンス――」の主人公などは彼女の無邪気さを生かした配役だったが、「十二単衣――」では無邪気さを封印。ヒステリックで次々と毒舌を吐く、「悪魔」と呼ばれるほどに強い女を演じ、女優としての新境地を見せている。 

【連載】2020秋冬映画 ヒロインの素顔と実力

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中村倫也が「風、薫る」に大貢献…妻・水卜麻美アナとの「ずっと仲良く」「にこやかな」近況

  2. 2

    欧州初の日本人指揮官誕生へ 森保一監督の“再就職先”は「ベルギー1部の日系クラブ」一択か

  3. 3

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  4. 4

    新庄監督の“再就職先”に挙がるまさかの球団 采配に賛否もチームのテコ入れ役にうってつけ

  5. 5

    菅野智之トレード不成立の裏に致命的な“前科”…ここまで11勝4敗でも市場価値が低かったワケ

  1. 6

    巨人が今オフにも菅野智之を“買戻し”へ…完全復活の元エースを待つメジャーとの争奪戦

  2. 7

    腎臓病(4)ソーセージ、ちくわ、プロセスチーズの取り過ぎが腎機能を低下させる

  3. 8

    高市首相“被災地利用PV”が大炎上! ピアノBGM付きでヘリから合掌、酷暑に汗一滴かかない不可解

  4. 9

    被災地を踏み台に…確かにビンビン「伝わる」高市首相の人気取り “政治の師”は激励に駆けずり回るハード視察

  5. 10

    強いショック状態の清水アキラに心配の声…子供を亡くした神田正輝らもたどった遺族ケアの道のり