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ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

「看護の日」なのに日本の看護師は政府の無策で過酷な日々

公開日: 更新日:

 その国会ではオリンピック問題で「指定の病院に国民と外国人選手が同時に搬送されたら、どちらを優先するのか」という質問に菅総理は、ただ選手の隔離体制を説明した官僚の文章を読むだけで「答えになってない」と議事が止まる騒ぎに。また「感染爆発になっても五輪は開催するのか」という質問に、「安心安全に開催する」という私でも何回も聞いて覚えてしまった文章をひたすら「読むだけ」。なんと12回も同じ文章を読んだ。だったらせめて覚えろよ。

 ワクチンも「連休すぎにはまず1000万本」とか「年内には2億5000万回分」と言うが、決して「接種」とは言わない。国が約束しているのは運ぶだけ。打つのは自治体まかせなのだ。

 菅総理が「1日100万回」とぶち上げたが、これには何の根拠もない。7月までに高齢者3600万人に打ち終わるにはこのペースじゃなければ間に合わないというだけのことだ。当然前線部隊の自治体では「不可能」という声が上がる。

 打ち方も申し込み方も自治体によってバラバラ、スマホの使えぬ高齢者は、老骨にムチ打って役所の前に長蛇の列でひたすら待つ。なんだか戦争中の物資の配給の列のようだ。

 例え話だと笑ってはいられない。インパール作戦で死んだ若者は3万人。コロナでの死者はすでに1万人を超え、紙を読むだけの大将の下ではさらに死者は増えるだろう。

 もはや今は戦時中なのだ。オリンピックは当然中止すべきである。

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