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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

追悼・田村正和 際立ったプロ意識と私生活を見せない美学

公開日: 更新日:

 田村正和の先月3日の訃報が伝えられたのは18日。ちょうど「大豆田とわ子と三人の元夫」を見ていたら速報が流れたのだが、そういえば、松たか子と父娘役で共演したドラマ「じんべえ」もあったとぼんやり思い出しつつ、あのドラマもこのドラマもと思い出していたら、大豆田どころではなくなった。

■大原麗子との美男美女の共演は絵になった

 記憶の中の田村正和は真っ白なアーガイル編みのとっくりセーター(今ならタートルネック)を着ていて、それがなんともお美しく……。「冬の雲」(TBS系)というドラマだった。思えばイケメン好きは子供の頃に正和オーラを浴びてしまったからではないか。仲雅美が歌う挿入歌「ポーリュシカ・ポーレ」がヒットしたので記憶している人もいるはず。子供には難しい人間ドラマで内容は覚えていないが、田村正和の二枚目ぶりは妙に記憶に残っている。その後「眠狂四郎」という当たり役を手に入れた。

 いわゆるメロドラマにも多く出演。「離婚ともだち」や「くれない族の反乱」など相手役は大原麗子が多かったように思う。まさに美男美女、絵になる2人だった。

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