著者のコラム一覧
細田昌志ノンフィクション作家

1971年、岡山市生まれ、鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。7月に「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」(新潮社)が、第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。

山口洋子が店を閉めて結婚を考えるほど惚れ込んだ野球選手「F」とは誰か

公開日: 更新日:

 1960年代前半に「プロ野球選手F」と恋に落ちた山口洋子は、あろうことか結婚を望むあまり、銀座から身を引こうと考えた。それでも、店を売ることまではせず他人に貸した。相手は顔見知りの中国人で期間は2年間。「姫」の歴史において2年間も店を閉じていたのは、往時の顧客を除いて意外に知られていない。

■空白の2年間

 結婚をするつもりなら、経営権を売り払う選択肢もあったはずだが、そうはしなかった。おそらく心のどこかで「この私に幸せな結婚生活など送れるはずがない」と半信半疑だったのかもしれない。事実《自分でもそのときの心理は謎としかいいようがない》と、自伝でさらりと書いている。店の権利まで売らなかったのはすなわち「一応、帰る場所は確保しておくのが無難だ」と保険をかけたということだ。

 1970年に山口洋子を取材した女性誌は、その恋人Fを「中日ドラゴンズに所属していた」と書き、当の洋子は「東の長嶋、西の――と囃された花形エース」と書いた。中日球団のOBでFのイニシャルの付く選手は25人。その中から、山口洋子が出会ったとおぼしき時期に在籍する投手はすぐに絞られた。特定するのはたやすいと思われた。該当するのは次の2人である。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  4. 4

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  2. 7

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  3. 8

    Snow Manの強みは抜群のスタイルと、それでも“高みを目指す”チャレンジ精神

  4. 9

    小室眞子さん最新写真に「オーラがない」と驚き広がる…「皇族に見えない」と指摘するファンの残念

  5. 10

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か