著者のコラム一覧
SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

NHK「ひきこもり先生」に反響続々…不登校児への「来なくていい」と「逃げてもいい」の大きな違い

公開日: 更新日:

 6月12日にNHK総合「土曜ドラマ」枠でスタートした「ひきこもり先生」が10日に最終回を迎える。<問題提起の内容も素晴らしい><毎回泣かされる>という感想が多く見られるほど、視聴者の心を打ち、考えさせられると話題の作品だ。

 主演は佐藤二朗(52)で、共演者として鈴木保奈美(54)や佐久間由依(26)、高橋克典(56)、鈴木梨央(16)らが名を連ねている。

 主人公の上嶋陽平(佐藤二朗)は11年間の引きこもりで、3年前に社会復帰し、焼き鳥屋の店主を務めている。そんな陽平に目をつけ、ひきこもりから卒業できた人材を非常勤講師として起用したのが「いじめ、不登校ゼロ」を掲げる公立中学の榊校長(高橋克典)。初めは全力で拒否する陽平だが、たまたま知り合った不登校生徒・堀田奈々(鈴木梨央)との交流を通して、不登校生徒のための「STEPルーム」非常勤講師として働くことを決意する。

■不登校児に必要な大人の「姿勢」

 この作品のテーマはタイトルの通り「引きこもり」や「不登校」である。不倫で生まれた子供、働けない親、自分の見栄のために子供を追い込む親、自分の沽券のためにいじめと認めない教師、生徒のことが分かっているつもりの教師。作中に登場する子供たちは親や教師などの大人の事情によって振り回され、疲弊し、苦しんでいる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった