鈴木保奈美&石橋貴明に続き、篠原涼子&市村正親も離婚…「結婚20年」は破局の分岐点

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 円満さを強調することに違和感を覚えるのは、気のせいか。とんねるず石橋貴明(59)と女優・鈴木保奈美(54)の離婚報告からわずか8日後の24日、俳優の市村正親(72)と女優・篠原涼子(47)が離婚を発表した。市村は篠原の仕事ぶりと母としての振る舞いに理解を示しているのだが……。

■親権の8割超は妻が持つが…

「同業だからこそ理解し合えること、また何より私も女優篠原涼子の一ファンとして、彼女がより一層女優として輝き、母としても生きていく道を歩ませたいという思いに至りました」と市村は篠原をたたえる。

 それに呼応するように篠原は「市村さんからは結婚する前も、してからも学ぶことばかりで尊敬の念にたえません。未熟な私を常に導いて気遣ってくれる大切な存在です。今の私があるのも市村さんの大きな力のお陰だと思い感謝しております」と別れる夫に最大限のフォローを送る。

 慰謝料も財産分与もナシとなると、なるほど円満離婚だ。それでも気になるのは2人の子供の親権について。「人生の先輩である私の強い希望で、親権は私が持つことを受け入れてくれました」と今後は市村が2人の子供を育てることになるのだ。

 子供を持つ夫婦が離婚すると、8割超は妻が親権を持つ。話し合いがこじれて調停や裁判になると9割超だ。2人の子供は中1と小4とまだ小さい。72歳の市村の年齢を考えても、「えっ」と思った人は少なくないだろう。

「男性が由緒ある家庭で育ったり、資産家だったりすると、男性が親権を持ちやすい。市村さんは俳優として成功していますから、そのパターンに当てはまります。しかし、特に下のお子さんの年齢を考えると、まだまだ母親のサポートが必要な年齢で、篠原さんの育児への関わりが気になる。離婚を急いだようにも見えます」

 こう言うのは、男女問題研究家の山崎世美子氏だ。石橋と鈴木のケースは「子育てが一段落した」のが離婚理由のひとつ。なるほど、三女は昨年6月、インターナショナルスクールを卒業している。3人の子供が大学に進めば、一段落だ。離婚にはそれぞれの事情があるにせよ、こと子育てという点からは市村と篠原は離婚を急いだように見えるというのも納得だ。

男性ホルモンの多い女性は7~8%

「女性自身」は、「市村が1人で育児に励む姿もたびたび目撃している。長男と次男が通う有名私立小・中学校へ子供たちを送迎し、保護者が参加する説明会にも足を運んでいた。しかし、そこに篠原の姿はなかった」と報じた。篠原が昨年、家賃80万円の1LDKマンションで別居を始めてからは、市村との自宅にいるとき以外、子育てを市村や家政婦に任せきりだったとみられる。山崎氏が気にするのもそこだ。

「一般に親権を男性に譲っても、女性が子育てに関わるケースがほとんどです。市村さんと篠原さんは『離婚後も育児は2人で一緒に』というニュアンスでコメントしていますが、別居後に報じられた篠原さんの行動からは、必ずしも育児に前向きには見えません」

 山崎氏は、20年を超える男女問題の相談実績の中で、離婚を機にスパッと子供から離れる女性は少ないながらも、7~8%の割合でいるという。「そのタイプを男性ホルモンの多い女性」と呼んでいるそうだ。ちなみに束縛が強いとされる石橋に沿うように、少しずつ仕事を増やし、三女の高校卒業までガマンした鈴木保奈美は、このタイプではないという。

「保奈美さんは離婚後も夫の事務所に残り、夫を立てています。その対応は、女性ホルモンの多いタイプです」(山崎氏)

 市村と篠原は結婚から16年目、石橋と鈴木は同23年目の破局だった。結婚から20年前後は離婚の分岐点になりやすいという。

 人口動態調査によると、昨年の離婚件数は前の年より1万5245件少ない19万3251件。離婚件数そのものは2002年の約29万件をピークに減少傾向が続く。

 しかし、同居期間で見ると、「20年以上」は4万件前後でほぼ横ばいだ。減っているのは「5年未満」や「5~10年未満」など結婚してからの期間が比較的短い離婚で、「10~15年」もあまり減っていない。結婚20年はひとつのヤマ場といえる。2組のビッグカップルの破局は、いわば時代の象徴かもしれない。

「結婚してすぐに子供ができたとすると、結婚20年目は子供の成人が迫るタイミング。だから、離婚を意識している女性は2、3年前から用意周到に準備して、結婚20年前後で動きやすいのです」(山崎氏)

 そうだとすると、鈴木保奈美が昨年、3億円豪邸を購入したのは決意が感じられる。離婚後は、そこで3人の娘と暮らすとされる。それに比べると、篠原の1LDKの賃貸マンション別居は夫から離れることを急いだとみられても仕方ないか。

酒の誘いは断らず家族より優先

 結婚20年、自分の妻が男性ホルモンの多いタイプかどうかで、男性の将来は大きく揺れる恐れがある。では、一般にどんな女性が男性ホルモンの多いタイプなのか。山崎氏に聞いた。

 篠原はコロナが拡大する前、深夜まで飲み歩いたり、バーで酔ってグチる姿が目撃されたりしていた。今どき、居酒屋やバーに繰り出す女性は珍しくないだろう。

「もちろん、そうです。でも、男性ホルモン多めの女性は、酒の誘いを取捨選択することなく、ほとんど受けるのが特徴。普通の感覚なら、『家の都合で』と断るようなスケジュールでも、何とかやりくりして参加しようとするところが、男性ホルモン的行動なのです」

 なるほど、保奈美は石橋の束縛に従い、撮影や収録などが終わると、すぐに帰宅したという。

「浮気や借金、DVなどさまざまなことが離婚の理由になります。でも、それらはいずれもキッカケにすぎません。つまるところ『相手が嫌い』、これに尽きます。男性ホルモンが少ない、あるいは女性ホルモンが多いタイプが相談に来られると、『浮気をされてムカつきますが、嫌いになれなくて』などと言って、嫌いになるまでのタイムラグが長い。情があるのです。その点、男性ホルモンが多いタイプは、ある瞬間からスパッと割り切るので、好き嫌いがハッキリしています」

 この2つの条件のいずれかがあって、夫を嫌いになった男性ホルモン的な妻は離婚に走る。共働きで妻が正社員なら、なおさらだ。国税庁の「民間給与実態統計調査」(2019年)によると、正社員の女性の平均年収は389万円だが、パートや派遣など非正規は半分以下の152万円。

 正社員で30万円の月収があれば、一人の生活は十分成り立つ。

 結婚20年を迎えた男性は、妻が男性ホルモン多めで正社員なら、“万が一”を想定しておいた方がいいかもしれない。

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