「古見さんは、コミュ症です。」をドラマ化 若者の生きづらさ"に斬り込むNHK

公開日: 更新日:

■誰も教えてくれない友達の作り方

 NHKドラマは、「トクサツガガガ」や「腐女子、うっかりゲイに告る。」など、"若者の生きづらさ"を多角的に取り扱った作品選びをしている。

 一見考えさせられる重たいテーマを、何気なく世界のどこかで誰かの身に降りかかっている出来事として切り取り、押し付けがましくなく見せていく独特なNHKドラマの雰囲気には、肩肘張らずに見ることができるからこそ「自分事」として考えたくなる力があると感じる。

 今回の「古見さんは、コミュ症です。」も同様で、入学したばかりの高校で周りから距離をとられ、孤立し、お昼休みに一人でお弁当を食べるしかない古見さんや、ヤマンバメイクの万場木留美子(演・吉川愛)の独白は、10代の青春時代にしか感じることのできない「孤独感」を確かに思い出させてくれた。

 友達の作り方は、学校でも誰も、きちんと教えてくれない。自分が放り込まれたコミュニティの中で、勝手に作れる子もいるならば、作れない子もいる。

 だからこそ、友達を作るというのは実はとても難しい。人に嫌われるのが怖いという気持ちは誰しもが持ち得ているとは思うが、その度合いは自己肯定感によって変わってくる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    サヘル・ローズさん「憲法9条がある日本は世界に平和を訴える独自の役割がある」

  2. 2

    『スマスロ ミリオンゴッド』が4月に登場 史上最高の射幸性を誇った初代『ミリオンゴッド』の伝説

  3. 3

    高市外交を「日本の恥」だと批判続出! 夕食会で踊り狂う写真をホワイトハウスが“さらし上げ”

  4. 4

    横浜銀蝿Johnnyさん「キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』のイントロと革ジャンを着て歌う姿にシビれた!」

  5. 5

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  1. 6

    元タカラジェンヌは人材の宝庫か? 礼真琴は「新しい地図」入りして原発ドラマで活躍

  2. 7

    侍J投手コーチに飛び交う悪評「データを扱えない」 “構造的欠陥”も相まり大いなる不安

  3. 8

    パチスロファンからは辛辣な声も多数…『スマスロ 北斗の拳 転生の章2』は本当に“期待外れ”だったのか

  4. 9

    高市首相初訪米での英語挨拶にトランプ大統領「通訳使え」…案の定SNSで蒸し返された“経歴疑惑”

  5. 10

    退社続くフジ女子アナの心理…先輩たちの活躍を見れば、長くしがみつく必要はないと考えて当然