著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<72>野崎幸助さんは午後6時半には死んでいた? 早貴被告は遺体に一度も触れず

公開日: 更新日:

「酒類販売業は縮小するより仕方ないかもしれないなあ。だけど、早貴ちゃんを社長にして従業員が頑張れば何とかなるだろうし、不動産も管理するセクションをつくって販売すればいいんやないかな」

 マコやんが言う。私もそれが妥当だとうなずいた。

 酒類販売は白浜の大規模ホテル数軒と契約していたし、三重県のホテルにも酒を配達していた。北は和歌山市から有田や御坊、そして田辺は無論のこと、南の串本や勝浦あたりの紀伊半島一帯に酒を販売していたのだから、町の酒屋さんとは規模が違う。酒類販売を手放すことになっても、ホテルと結んでいる営業権を他社に有償で譲渡することも可能だ。

 また、不動産業というのは八百屋で大根を売っているわけではないから、右から左にポンポン売れるということはないのが常識である。廃屋になった誰も住んでいない物件もドン・ファンは多数持っていたから、廃屋を除いたほうが高く売れるし、更地にしなければ買い叩かれるのは目に見えている。それを防ぐ意味でも不動産管理部門をつくってタイミングを見ながら売っていくのが妥当だと、私も思っていた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発