著者のコラム一覧
増位山太志郎元大相撲力士

1948年11月、東京生まれ。日大一中から一高。初土俵は67年1月場所、最高位は大関。引退は81年3月場所。引退後は日本相撲協会で審判部副部長を務めた。74年「そんな夕子にほれました」、77年「そんな女のひとりごと」などがヒット。画家として二科展入選の常連。「ちゃんこ増位山」(墨田区千歳)を経営。

<13>コロナ前にはカラオケを一晩で30~40曲歌ったこともあります

公開日: 更新日:

 韓国の国民的歌手のナフナさんがいます。あの方も僕と同じテイチクにいた人で親しくさせていただきました。この前もその話になって韓国では日本よりもCDが売れないと言っていました。有名な歌手も配信ばかりでCDは売れない……。

 ホント、便利になって残らなくなっちゃったんです。そうなっている理由に個性もあると思うんです。ファンは歌い方や声、メロディーが好きとかで買って聴くわけです。一世を風靡した人はその人独特の個性があってパッと聴いただけでわかる。いい例は小椋佳さん。すごく柔らかくて、味わいのある声はだれが聴いてもすぐわかる。

 ところが、今の歌手は声を聴いただけじゃだれかわからない。とくに女性の歌手にその傾向が強いと思います。これも極端かもしれないけど、フランク永井さんと同じ時期に活躍した、ムード歌謡の女王といわれた松尾和子さん。あの方は下積みが長く、クラブ回りをして酔客を相手にジャズを歌ったりしてさらに個性的な声、歌、記憶に残る歌手になっていったんです。そこまでとはいわないけど、みんな同じに聴こえたら、後々まで残りませんよ。

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