本多正識
著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

間寛平さんは本当に走るのが好き 開演30分前になってもランから戻らず…

公開日: 更新日:

「アヘアヘアへアへ……」「かい~の」などのギャグでおなじみの間寛平さん。コロナ禍の中、1年遅れで「芸能生活50周年+1記念公演」も終えられました。本来なら“師匠”とお呼びしないといけないのですが、数年前に「寛平師匠」とお呼びした時に「こそばい~からやめて」ということで「さん」と呼ばせていただいています。

 師匠クラスともなると、さまざまな噂が語られますが、寛平さんへの悪口、陰口は一切なく、とにかく「いい人」しか聞いたことがありません。直接にお仕事をさせていただいたことが数えるほどしかない私にすら、毎回笑顔で「元気にしてる?」と聞いてくださり、若いスタッフにも腰が低い。誰に対してもその対応が変わることがなく、画面や舞台で見るはちゃめちゃな“間寛平”ではなく、物静かな紳士です。

 10年以上も前、テレビ局の食堂でお会いした際、仕事が忙しいにもかかわらず過酷なレースに出場される寛平さんに「お体のことを考えてあまり過酷なレースに参加されるのは心配です」とお話しすると「おおきに、けど走んのん好きやねん。“止まると死ぬんじゃ~(ギャグ)”いうのんホンマやで」と満面の笑み。別れ際にも「ありがとうね、気にかけてくれて」と手を上げて去っていかれました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”