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吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<112>若い従業員をクビに…権限がないはずなのに早紀被告の弁護士が差配

公開日: 更新日:

 私はアプリコの存続を願っていたが、弁護士たちは若い従業員に対して2018年の7月末で解雇することを告げた。野崎幸助さんが亡くなって2カ月余りのスピード解雇である。ちなみに、社長となった早貴被告が会社で挨拶することも顔を出すことも皆無で、全てを弁護士任せにしていたというか、彼女は弁護士の言いなりになっていただけである。

「大丈夫かい?」

 会社の駐車場にいた従業員の三山クンに聞いた。

「しょうがないですよね」

「そんなことないって。ユニオンに訴えれば、不当解雇だと扱ってくれるよ」

 私はユニオンの取材も多くしていたので、三山クンが1人でも訴えられることを説明した。

「……まあ、それはいいです。ハローワークに通って新しい仕事を探して下さいって弁護士から言われているんですが、困ったのは他の給料が安いことです」

 アプリコの仕事はお酒をトラックに積んだり降ろしたりする肉体労働もあって多少きつかったが、給料は田辺市では高い部類に入っていることは私も知っていた。

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