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児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

「今、私たちの学校は…」世界中が熱狂!“Kゾンビ”はなぜウケる

公開日: 更新日:

「パラサイト」や「イカゲーム」の次は“Kゾンビ”の襲来だ。1月28日にネットフリックスで韓国ドラマ「今、私たちの学校は…」の配信がスタートすると、韓国や日本のみならず世界視聴ランキングで1位を獲得したのである。

 同作はウェブ漫画が原作のドラマで、学校内でゾンビウイルスが広がり、生き残った生徒たちが死闘を繰り広げるというストーリー。キャストには「愛の不時着」で北朝鮮将校役を演じたヒョンビンのようなスター俳優は見当たらない。それでも学校という空間の中でゾンビが増えていく恐怖と、先の読めない展開で視聴者をくぎ付けにする。まさに世界がウイルスと闘っているコロナ禍、多くの視聴者がKゾンビによるパンデミックに夢中なのだ。

 もっともKゾンビが注目されるのは今に始まったことではない。火付け役は韓国映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」(2016年)で、人口5000万人の韓国で実に1100万人超の観客を動員し、ハリウッドでもリメークされることに。それ以降、ゾンビが登場するドラマや映画が次々と制作され、“Kゾンビシリーズ”というジャンルが定着した。

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