森七菜“足踏みの1年間”が鮮明に…人気ヒロインの座を“ライバル”福本莉子に明け渡す

公開日: 更新日:

 森七菜(20)の1年ぶり復帰作として話題になった医療サスペンスドラマ「逃亡医F」(日本テレビ系)が19日に最終回を迎えたが、平均世帯視聴率が7.8%と初回の8.4%にも及ばなかった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 森は彗星のごとく現れた久々の大型新人。

 2020年にNHK朝の連続テレビ小説「エール」、連続ドラマ「この恋あたためますか」(TBS系)に出演して大きな注目を集め、“さあこれから”というタイミングで前所属事務所「ARBRE(アーブル)」から独立。大手芸能事務所「ソニー・ミュージックアーティスツ」と業務提携してから、足踏み状態が続いていた。

「森さんはもともと歌手志望なんですよ。ソニー・ミュージックレーベルズからデビューアルバムも出しています。その前提があって女優としてのマネジメント業務もソニーに頼ったわけですが、アーブルのホームページから突然プロフィルが消え、インスタグラムも閉鎖されて世間を騒がせました。しばらく森さんの様子を見ていたテレビ局や映画会社もありました」(民放テレビ局関係者)

 森が足踏みしている間にメキメキと頭角を現したのが“ライバル”といわれてきた福本莉子(21)だ。16年に開催された「第8回東宝シンデレラ」でグランプリを獲得し、森と「似ている」とネット上でも評判になっていた女優だ。今年、福本は「君が落とした青空」「20歳のソウル」「今夜、世界からこの恋が消えても」の3本の映画に出演する予定。

“ジャニース御用達女優”の座も失う

「君が──」はジャニーズJr「Travis Japan」松田元太(22)とのダブル主演、「今夜、世界から──」も「なにわ男子道枝駿佑(19)とのダブル主演だ。「20歳の──」も、関西ジャニーズJr「Aぇ! group」の佐野晶哉(20)が出演者に名を連ねている。福本がジャニーズに相手役として好まれていることがうかがえる。福本は人気も知名度もあり、スキャンダルとも無縁。身長も156センチと小柄で、スクリーンで一緒になるとジャニーズのタレントが映える。最近も道枝とSnow Man目黒蓮(25)がダブル主演した連ドラ「消えた初恋」(テレビ朝日系)でヒロインを務め、その演技力と可愛さが話題を呼んだ。

 森も昨年2月公開の映画「ライアー×ライアー」で、「SixTONES松村北斗(26)とダブル主演を務めたが、以降、ジャニーズタレントとの共演はない。どうやら森は、動きを止めていたこの1年の間に福本にポジションを奪われてしまったようだ。

「5月公開の映画『20歳のソウル』のキャスティングは当初、神尾楓珠主演、森七菜ヒロインの予定でした。ところが、森さんの独立話が浮上したことで、東宝イチ押しの福本さんに白羽の矢が立ったという経緯があります」(映画製作関係者)

 森は伸び盛りの成長期に成長しきらないうちにヒロインの座を“東宝シンデレラ”に奪われつつある。潮目が変わった今、森は相当な巻き返しを図らないと映像業界で居場所を見失うことになりかねない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  4. 4

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  5. 5

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  1. 6

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  4. 9

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  5. 10

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード