読売テレビの情報番組で問題演出発覚 “ドッキリ”ネタで「筆談は時間がかかる」と揶揄

公開日: 更新日:

24時間テレビに携わる放送局の演出に疑問

 ニセ斎藤はイヤホンをしており、文字を書く内容は同番組レギュラーの立田恭三アナウンサーが指示。その後も虎谷アナと筆談でのやりとりが続くと「前代未聞の筆談トークは超順調!」とテロップが出て、VTRは終始笑いに包まれていたが、この演出に違和感を抱いた視聴者もいたようだ。

「そもそも障害があり筆談をしなければならない人へもっと配慮すべきでした。筆談することに対して『会話にとんでもなく時間がかかる』という表現は揶揄とも受け取れる。普通の会話より筆談に時間がかかることは当然です。しかも読売テレビは日本テレビ系列で、毎年24時間テレビで障害者の方々とさまざまな企画をして向き合い続けているテレビ局です。このような無神経な表現は反省してしかるべき。実際、局やBPOにクレームが入ったと聞いています」(民放関係者)

 日刊ゲンダイは読売テレビに「障害がある人への配慮が足りなかったのではないか」「今回のような演出方法がとられた経緯」について質問。同局からは「有名タレントのそっくりさんが当社アナウンサーをだますという企画演出のため、声でわからないように筆談を行いました。ただ、視聴者から障害者を揶揄するような内容であるとのご批判をいただき、配慮が足りなかったと考えております。さまざまなご意見を参考に今後の番組作りに生かしてまいります」(総合広報部)と回答があった。

 放送前に番組スタッフが今回の筆談の演出を止めることはできなかったのだろうか。

 今年の24時間テレビに、読売テレビがどう関わるのか注目が集まりそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃