三遊亭鬼丸
著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

半年ぶりに「内幸町タロ人会」! 4月15日内幸町ホールにて第81夜を開催します

公開日: 更新日:

 来週の金曜日は千代田区立内幸町ホールで年に4回開催している私の独演会の日です。名前は「内幸町タロ人会」。よく「名人会」と名乗る落語会がありますが、この会は私が二つ目に昇進したときから始めたんです。まだ「名人」ではないので名人の名を切り離して「タロ人」という我ながら気に入ってるネーミングです。独演会とはいってるものの新ネタのネタ下ろしを基本としてる勉強会的な性質の強いこの会。22年続いてますが最初の頃は出来不出来の落差が相当激しくありました。何しろ二つ目でしたから。

 第1回は2000年10月20日。会場の内幸町ホールは客席数188席で今でこそ手頃な大きさが若手落語家の間で人気のホールですが、当時、落語冬の時代の若手落語家たちの間では大きすぎるため使われることはほぼありませんでした。入場料は1000円で開演時間は夜7時から。当時の若手落語家の相場は1500~2000円、開演は6時でした。でもわざと安く1000円にしたのは映画より安い金額で生の落語を見てもらえば必ず満足してもらえると思ったから。そして開演時間夜7時は当時28歳の私と同世代のお客が仕事帰りに無理なく来られる時間を想定したからです。父と母が東京の知り合いに声をかけてくれたおかげで何とか集まった80人。私も新橋SL広場で開催1週間前にチラシを配ったり必死でしたねぇ。その後50回、60回など区切りの会ではサプライズゲストで鶴瓶師匠や木久扇師匠に出てもらったことも。前回80回は好楽師匠でした。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    水原一平様には「ラウンダーズ」を…「勝負を始めて30分でカモを見つけなければ自分がカモになる」

    水原一平様には「ラウンダーズ」を…「勝負を始めて30分でカモを見つけなければ自分がカモになる」

  3. 3
    「嵐」新会社設立で企業はCM契約に虎視眈々も…故ジャニー喜多川氏との“広告料の約束事”はどうなる?

    「嵐」新会社設立で企業はCM契約に虎視眈々も…故ジャニー喜多川氏との“広告料の約束事”はどうなる?

  4. 4
    眞子さんが小室圭さんと手にした“40平米の自由”…ジーンズにTシャツの質素な装いがメインに

    眞子さんが小室圭さんと手にした“40平米の自由”…ジーンズにTシャツの質素な装いがメインに

  5. 5
    変わるグラビア業界の勢力図 老舗の大手事務所は破産、新興勢力が躍進

    変わるグラビア業界の勢力図 老舗の大手事務所は破産、新興勢力が躍進

  1. 6
    村雨辰剛さんが語る愛猫メちゃんとの日々「ともに自立して生きている 距離感が心地よい」

    村雨辰剛さんが語る愛猫メちゃんとの日々「ともに自立して生きている 距離感が心地よい」

  2. 7
    リプトン「イエローラベル」vs日東紅茶「デイリークラブ」 味比べ&意外にもそれぞれ入れ方が違う

    リプトン「イエローラベル」vs日東紅茶「デイリークラブ」 味比べ&意外にもそれぞれ入れ方が違う

  3. 8
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

  4. 9
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較