錦鯉の「どつき漫才」もいずれ排除? ウィル・スミス“ビンタ事件”がお笑い界に飛び火

公開日: 更新日:

 “ビンタ事件”で非難囂々、米映画芸術科学アカデミーに退会を申し出た“不人気”俳優のウィル・スミスに、日本では割と同情的な声が少なくなかった。

 3日放送の情報バラエティー番組「サンデージャポン」(TBS系)で、MCを務める爆笑問題田中裕二も、妻でタレントの山口もえが同じように誹謗中傷されたらどうするかと聞かれ、「手が早いほうなので、グーでいっちゃうと思います」などと、苦笑いしながら答えていた。

 ある在京キー局幹部は「とはいえ、もし田中さんが本当に生放送中に誰かをグーで殴ったら、間違いなくテレビに出演できなくなるでしょうね」とこう続ける。

「日本がアメリカと違うのはケンカ両成敗で、誹謗中傷した側も何らかのペナルティーを受けるだろうという点だけです。ウィル・スミスの妻をからかったコメディアンのクリス・ロックも、日本なら謝罪を求められたでしょう。ただ、たとえ家族が侮辱されたとしても、コンプライアンスに厳しくなっている最近の日本のテレビ界で、暴力を振るった側がおとがめなしというのはあり得ません」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン