「磁石」が見せつけたベテランパワー! 芸歴15年、ともに42歳でG-1グランプリ優勝
司会は「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の“仲直り企画”で話題となった、おぼん・こぼん。5人の審査員(コント赤信号の渡辺正行、デンジャラスのノッチ、宮迫博之、テレビディレクターの長久弦、BOOMERの伊勢浩二)による各100点満点の採点と、ネット配信と会場客約400人の採点が加算され、順位が決まった。
■“栄光なき実力派”に光明
さすがに地肩の強いメンバーだけあって会場は全メンバーがバカウケし、スベった芸人は皆無。
敗者復活から、491点を獲得し、優勝を手にした結成22年の磁石は開催後の会見でこう語った。
「ひさびさのヒリつく大会でした。僕らM-1も8年連続で敗者復活戦敗退を経験していて、こうした大会に出るのも久しぶりなんですが、今日は本当に疲れました」(佐々木)
「素直にうれしいです。でも本当は、もう戦いたくなかった。緊張感は半端なかったです」(永沢)
決勝戦は「不良映画に出演する俳優」というネタ。1回戦から決勝ではこのネタでいくと決めていたという。「漫才協会」に所属し、普段は寄席やライブで爆笑を取っている2人だが、“笑レース”はやはり雰囲気が全く違った。ベテラン同士、顔見知りの他の出場者たちも楽屋でも普段の雰囲気とは違ったという。