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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

香川照之はなぜ銀座で足を踏み外したのか…スポンサー筋の“配慮”でエスカレート?

公開日: 更新日:

 香川照之が起こした銀座クラブ内での強制わいせつ行為。3年前の話で、昨年には示談が成立していたこともあり、香川は謝罪。早朝の情報番組を降板して幕引きを狙ったのだろうが、甘くはなかった。週刊新潮は第2弾を用意していた。今回は写真付き。活版ページながらクラブのママの髪を掴み獲物でも確保したかのように不気味に笑う香川。まるでドラマのワンシーンのような迫力が写真からも伝わってくる。

 かつての写真誌時代を思い出す。1枚の写真だけでも十分なインパクトがある。「香川、アウト」の瞬間だった。さらに文春も追随。ドラマ制作陣との懇親会で女性スタッフを殴打するなどの狼藉(ろうぜき)を働いていた事実まで発覚した。セクハラやパワハラは誰かが話すと、せきを切ったように次々と続くもの。匿名で話せることもあり、「私も」と名乗り出るのが最近の風潮である。

 香川はトヨタを筆頭にCMも事実上、契約解除を通達された。違約金は5億円になるとの報道もあるが、俳優業への影響も懸念されている。

「全女性を敵にしたことでテレビは全滅必定。歌舞伎からの救いの手も難しい。残るは映画。香川の起用をどう判断するかだが、起用すれば集客につながるが、ひんしゅくを買う恐れもある」(演劇関係者)

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