「トップガン マーヴェリック」ヒット驀進中! 80年代ヒーロー復活の意外な背景

公開日: 更新日:

スターとキャラのイメージが一体

 ただこの80年代ヒーローの復活には、共通する条件がある。それは昔と同じスターがヒットキャラを演じること。「トップガン マーヴェリック」にしてもトム・クルーズが36年ぶりに主人公を演じなければここまでの世界的ヒットにならなかったろうし、「ゴーストバスターズ/アフターライフ」でも、ラストには14年に亡くなったハロルド・ライミスまでCGで復活させて、ゴーストバスターズ全員が顔を揃えている。「インディ・ジョーンズ」の5作目には、今年80歳になったハリソン・フォードが登場するし、現在Netflixで制作中の「ビバリーヒルズ・コップ」の最新作も、エディ・マーフィがアクセル・フォーリー刑事を演じることが決まっている。

 演じる俳優を替えていくマーベルもののヒーロー作品とは違い、80年代のヒーローアクションはスターとキャラのイメージが一体になっているのが特徴。それを実現させるおじさんスターたちの奮闘も大したもので、まさにヒーローは不滅なのである。

映画ライター・金澤誠)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃