エリザベス女王の国葬で訪英 天皇が葬儀に参列するのは異例なこと

公開日: 更新日:

 96歳で死去した英国のエリザベス女王の国葬に、日本から天皇皇后両陛下が参列された。両陛下が外国を訪問されるのは、即位以来初めてのことで、皇后さまも2015年にトンガを天皇陛下と共に訪問されて以来7年ぶりのことだ。

「コロナ禍が広がってから都内へのお出ましはあっても、地方へのお出ましはありませんでした。どうなるのかと心配しておりましたが、これで少し安堵いたしました」と宮内庁関係者は言う。

 それにしても、即位後に初の海外訪問が英国だったというのは納得できるが、それがエリザベス女王の国葬だったというのはちょっと驚きだ。宮内庁によれば、天皇が外国の王室や元首の葬儀に参列するのは極めて異例のことで、1993年に天皇皇后だった現在の上皇ご夫妻がベルギーのボードワン国王の国葬に参列されて以来で、今回は2度目である。天皇が国葬に参列されたのは、もちろん英国王室から招待状が届いたことや、2年前の2020年にエリザベス女王から招待されていたのに、新型コロナのために延期になったことも背景にあるのだろう。

■古くから続いてきた“ケガレ思想”

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗