著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ヤングコーン】便通と造血を助ける働きがあり女性におすすめ

公開日: 更新日:

 5~7月、初夏のごく短い時季にだけ生鮮品が出回るヤングコーン。中華料理のサラダや炒め物、缶詰でおなじみですが、皮つきの生のものに出合えるのは、まさに今の時季だけ!

 そんなヤングコーンは「赤ちゃんトウモロコシ」と呼ばれることもあるように、スイートコーンの未熟果です。トウモロコシは1本の株に複数の実をつけますが、大きな実を育てるために間引かれます。その摘果された若い実がヤングコーンとして流通するのです。

 トウモロコシ自体は16世紀にポルトガル人によって日本へ伝わり、スイートコーンは明治期に北海道へ導入されました。ヤングコーンが日本の食卓に定着したのは、缶詰の普及した1980年代以降。近年は皮つきの生ヤングコーンが初夏の食材として人気を集めています。

 栄養面での特徴は、日本食品標準成分表によると100グラムあたりエネルギー29キロカロリー、食物繊維2.7グラム、葉酸110マイクログラム、カリウム230ミリグラムなど。食物繊維は不溶性が中心で、便通を整える働きが期待されます。葉酸は赤血球の生成や細胞の新生に欠かせないビタミンで、特に女性が積極的に取りたい栄養素のひとつ。カリウムは余分なナトリウムを排出する働きがあるので、高血圧が気になる方の塩分対策にも役立ちますよ!

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