桧山珠美
著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

2022年のドラマ出演者の中から…勝手に「あれもこれも大賞」を贈呈しちゃおう

公開日: 更新日:

 今年も残すところあと2週間。一年を振り返るとドラマが充実した年だった。

 牽引したのはNHKで、朝ドラと大河のどちらも大いに話題を集めた。前年11月スタートの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」は3代のヒロインで100年の物語を紡ぐ挑戦的なものだったし、続く「ちむどんどん」もいろんな意味で世間をざわつかせた。よくも悪くも注目される朝ドラに気をよくしたNHKは4月から月~木の夜に15分の「夜ドラ」枠を新設した。18日に最終回を迎える大河ドラマ「鎌倉殿の13人」もコメディー風味の前半からは想像もつかないシリアスな展開で最後の最後まで目が離せない。そんなわけで突然ながら、今年のドラマ出演者の中から「あれもこれも大賞」を贈呈する。

 ■助演男優賞は眞栄田郷敦、助演女優賞は松本若菜

 助演男優賞は真栄田郷敦。夜ドラ「カナカナ」(NHK)もよかったが、それ以上に「エルピス-希望、あるいは災い-」(フジテレビ系)の岸本拓朗役に注目だ。回を追うごとに演技に凄みが増し、文句なしの助演男優賞だ。

 助演女優賞はこの人、松本若菜。松本といえば、まりか1強時代に現れたもうひとりの松本。「やんごとなき一族」(フジテレビ系)の怪演は「松本劇場」といわれ、その後主演した「復讐の未亡人」はコンプライアンスぎりぎりのセクシーシーンありで、オトナの女優の存在感を見せつけた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”