著者のコラム一覧
コトブキツカサ映画パーソナリティー

1973年、静岡県生まれ。映画パーソナリティー&映画心理カウンセラー。有働由美子、マツコ・デラックスと同じナチュラルエイトに所属。ハリウッドのエピソードから心理まで多角的に作品を網羅。水道橋博士も信頼を寄せる映画専門家。

岸田総理に処方したい映画「インサイド・ヘッド」 本当の「聞く力」を身につけて

公開日: 更新日:

 当初はソフトな語り口、自らの言葉で語る政治家として国民の期待も大きかったのですが、公職選挙法違反の疑いがスクープされたり、旧統一教会自民党との関係についてのコメントにも精彩を欠き、円安や防衛増税の影響で支持率も急降下。そんな岸田文雄氏への処方箋映画は、ディズニー・ピクサー映画「インサイド・ヘッド」です。

 この作品は、少女の頭の中を舞台に、そこにすむ“喜び”“悲しみ”“怒り”“嫌悪”“恐れ”の5つの感情を題材にした物語。岸田総理は子息を秘書にしたり、「国民の責任」発言、党幹部は「賢明な国民ならわかるはず」と復興税を別用途に使おうとするなど庶民の感情を蔑ろにしている面ばかりが指摘されています。

 インサイド・ヘッドに出てくるキャラクターたちはさまざまな感情を擬人化していて、少女の感情を変化する色やキャラクターでわかりやすく描いています。とかく人間は自分の感情が優先され、他人の感情はわからないもの。“賢明な”岸田氏には、ぜひこの作品を見て、国民の感情を理解して本当の「聞く力」をもって行動に示していただきたいと思います。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束