広瀬すず「夕暮れに、手をつなぐ」は苦戦も…演出の数々は昭和世代にこそ刺さる

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 冬ドラマは中盤から後半へ。世帯視聴率は全体的に低落傾向にある。コア層の個人視聴率や配信数が重視されているとはいえ、今期はトップのTBS日曜劇場ですら2ケタぎりぎりで、全話平均で1ケタの可能性も。

「ドラマのTBS」として数字も評価も他局より高かったはずが、今期は大苦戦、中でも火曜10時枠は深刻だ。

“恋愛の神様”北川悦吏子氏脚本のオリジナルラブストーリーで、広瀬すず(24)主演、相手役がKing&Princeの永瀬廉(24)という「夕暮れに、手をつなぐ」は、これまで6%台とピリッとしない。

《ヒロインの田舎もの誇張やでたらめな九州弁が気になる》《ドラマに偶然はありだけど、それにしても許容範囲を超えてて引く》《キャラのデフォルメが古くさい》などなど、ネット上では酷評も目立ち、《北川脚本はオワコン》なんて辛辣な声もある。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「面白さのツボは人それぞれ。視聴率もネットの評判も関係ない」とこう続ける。

「もともと世帯視聴率では不利なラブストーリーです。昨年評判になったフジテレビの『silent』も、平均で7%台ながら、ネットの口コミで盛り上がって“ヒット作”と言われたくらいですから。世帯視聴率だけで《苦戦》というのは、メディアの都合。実際、広瀬さんと永瀬さん2人の登場シーンはきれいですし、個々の場面はセリフもビジュアルも美しかったりします。2人でコタツとか、やや強引に見える設定や展開も、それを広瀬さんの演技力や演出が補っているし、むしろ心地よくハマっている人もいると思う」

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