「大奥」に“大河超え”の声続出 NHK初のインティマシー・コーディネーター導入で型を破れるか

公開日: 更新日:

 NHKドラマ「大奥」(火曜22時)が回を重ねるごとに、話題になっている。原作はよしながふみ氏による同名漫画で、過去3度映像化されているが、今作は初めて幕末の大政奉還まで描かれることが決定している。

 さらに原作にはないが、作品の世界観を損なわず、登場人物の心情をより深く見せるアレンジが視聴者に好評で、人気作4度目の映像化というプレッシャーを跳ね除ける結果になっている。

 同時期より放送をスタートした大河ドラマ「どうする家康」の不評ぶりも相まり、ネットの声では《もうこっちが大河でいいのでは?》《大河超え》と絶賛する声が相次いでいる。

 今作は、男女が逆転したパラレルワールドの江戸時代が舞台だが、ストーリーは史実に沿っており、男女の役割が逆転するだけで浮き彫りになるジェンダー問題や、本来はなかったはずの男女の歪みなど、考えさせられる部分も多い。

■「子どもと見ていて気まずかった」という声も

 特に「五代将軍綱吉・右衛門佐編」では、仲里依紗(33)演じる綱吉の激しい濡れ場も話題となり、ネットでは《綱吉の夜伽の場面は「NHKがこんなシーン作っちゃうの?」と思うほど濃厚でびっくり》《子どもと見ていて気まずかったけど、ここ最近のNHKはすごいな…》と、良くも悪くもNHKの攻めの姿勢を評価する声も散見された。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い