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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

結局見てしまった「24時間テレビ」を総括…奮闘していたのは芦田愛菜、日本の縮図を見た

公開日: 更新日:

 そういえば、パーソナリティーのひとり、芦田愛菜がオープニングからまったく姿を見せず、おかしいなあと思ったらテレビ朝日系「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」の2時間半特番に出ていた。

 芦田は本放送の3時間前に放送された「24時間直前生放送SP」に出演。こちらは「年の差63歳!萩本欽一(82)×芦田愛菜(19)45年の歴史をつなぐ24時間テレビ名・珍場面」という企画で萩本にインタビューしていたのが面白かった。

「24時間テレビ」の歴史を語る企画なのに「自分のテレビってね、もう見るの嫌!」と言い出す欽ちゃん。「テレビって失敗だらけなのに改めて失敗を知ると健康によくないのよ」と例によって予定調和を嫌う欽ちゃんにペースをかき乱されながらも進行しようと焦るところに真面目さが出ていた。

「でも、そんな、失敗してるなあって思われるものなんですか」と愛菜ちゃんが切り返すと「テレビって半分は失敗。半分は失敗なんだけど、その失敗の中に大成功があるんですよね。今失敗しないでしょ。失敗しないことがテレビって失敗なの」と欽ちゃんから、含蓄深いテレビについての名言を引き出した。

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