著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

浜辺美波「らんまん」「ゴジラ-1.0」で神木隆之介と連続共演 2人は“百・友コンビ”を彷彿とさせる

公開日: 更新日:

 映画のヒットに欠かせない存在感を発揮した神木・浜辺のコンビ。昭和の人気コンビだった三浦友和山口百恵を思い出す。“百・友コンビ”と呼ばれた2人は映画・ドラマで共演を続け人気を不動のものにした。共演をきっかけに交際に発展した先駆者になり、やがて私生活でも交際。ドラマの延長線上のように結婚を国民あげて祝福。空前のフィーバーになり、新婚旅行先のハワイまでメディアが押し寄せた。

 神木・浜辺も友和・百恵のような爽やかカップルに見える。NHK、映画の次は民放が自然の流れだが、テレビ誌のインタビューで神木は「もう見飽きたわってなっちゃう」と否定的。浜辺も「8年ぐらいは共演ないんじゃないか」と話している。

 今年の顔になった浜辺は多忙を極めている。大晦日は初の「紅白歌合戦」の司会。年女になる来年1月はヒロイン役の「サイレントラブ」が公開。7月には主演映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」が公開予定。来年も映画界を席巻する。

 11歳でオーディションに応募して東宝芸能に所属し、今年で12年。プロ野球なら育成から東宝のエースの座に届くところまできた浜辺。同じ20代の女優では橋本環奈今田美桜の活躍が目立つが、いずれも主演ドラマが伸び悩んでいる。

「事務所の母体が東宝ですから、浜辺も先輩の長澤まさみのように映画を主体に正統派女優として育てるのでは。ドラマで同年代の女優と競うよりも得策」(映画関係者)

 浜辺の台頭で若手女優界もにわかに活気づいてきた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった