追悼・南部虎弾さん 財布に入っていた28万5000円、上島竜兵さんとの仲、清志郎との2ショット

公開日: 更新日:

 28万5000円。これが先週亡くなった南部虎弾さんの財布に入っていたお金だ。著名人の財布に何がいくら入っているかというゲスな企画「財布の中身」で南部さんにご登場いただいたのは7年半前。

 当日の所持金の多さとしては板東英二さんか南部さんだったと記憶しているが、南部家の家計についてはこう説明してくれた。

「住んでいるのは30年間一度も引っ越してない世田谷区内の家賃8万5000円のアパート。毎月かみさんに渡すのは25万円で部屋代、保険はそこから。ほかに光熱費や食費、携帯電話料金が10万円。1カ月35万円が我が家の生活費です」

 所持金の端数の8万5000円はたまたまというより、おかみさんが家賃を払いやすいように用意していたということなのだろう。財布には他に、会合で知り合った小池百合子都知事の名刺、マカヒキが優勝した日本ダービーの当たり馬券に爪楊枝……。財布の中身も過激でユニークな電撃ネットワークのパフォーマンスに勝るとも劣らぬものだった。

 南部さんは一日の終わりを渋谷の行きつけの飲み屋で過ごすことが多かった。飲むのは芋焼酎炭酸割り。飲み代は3000円と決めていた。「この仕事を始めた時は見えを張りたい年齢を過ぎていたし、自分の生活を人と比べてみたこともない」と語った。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ブラタモリ」抜擢の桑子真帆アナ “金髪チャラ系”の大学時代

  2. 2

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  3. 3

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  4. 4

    82歳で死去の橋幸夫さんが日刊ゲンダイに語っていた「佐川急便事件」と「統一教会」のバッシング報道

  5. 5

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  1. 6

    御三家の生き残り舟木一夫の“傷だらけの人生”と、兄貴分だった故・橋幸夫さんも太鼓判のサバイバル術

  2. 7

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋