著者のコラム一覧
井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

茂木健一郎が炎上を呼ぶ理由は「炎上させている側の理屈や気持ちにうまく対応していない」から

公開日: 更新日:

 ジャニーズのビジネスモデルはホストと同じ、などと強いワードで故ジャニー喜多川氏による性加害問題に一石を投じた茂木健一郎。だが、言葉が強い投稿を連続した割には芯を食っておらず、推し活を消費者被害になぞらえるような物言いには疑問符が付く。

 本人は炎上慣れしていると言うが、実際しばしばSNSでの投稿が物議を醸しており、今回の直前にも自民党女性局のフランス海外研修問題で炎上している。

 2023年7月、自民党女性局のメンバー38人が幼児教育少子化対策の視察、研修にフランスへ渡航。その際、局長の松川るい参院議員らがエッフェル塔をバックに揃いのポーズで撮影した画像を公開したほか、フランスグルメを楽しむ様子を投稿したメンバーもおり、「ただの観光旅行」「感覚ズレすぎ」「税金の無駄遣い」などと批判され、松川は「エッフェル姉さん」と揶揄され炎上した。

■ユーチューブではキザなキャラクターに憑依

 茂木は自身のユーチューブチャンネルでキザなキャラクターに憑依、「国民の反発を買わない(略)キラキラを目指したらいい」「庶民の心に寄り添うように広報戦略を」「写真のフレームから外れたところでいくらでもエレガンスに」と持論を展開。自民党女性局の行動を優しくいさめるイケメンのようだった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ