吹石一恵「アンチヒーロー」で存在感 「鈴木保奈美パターンが好ましい」とドラマ界は復帰大歓迎

公開日: 更新日:

 9年ぶりにドラマ復帰した吹石一恵(41)がドラマ界の注目を集めている。吹石が出演したのは、長谷川博己(47)主演のTBS日曜劇場「アンチヒーロー」の第9話。検察官の桃瀬礼子役を演じる吹石は、それまで写真だけの出演だったが、長谷川演じる弁護士・明墨正樹の回想シーンで初登場。明墨が担当した糸井一家殺人事件で死刑判決を受けた志水裕策(緒形直人=56)について、最初に冤罪の疑いに気付き、真相解明に動く。その過程で病魔に襲われ、最後の病床で、「命は有限で、尊い。私も、もっと生きたかった」と語る。16日放送の最終回にも回想シーンで登場した。

 吹石の姿にSNSでは、《久々に見たけど、やっぱりキレイ》《20年間、見た目が全然変わらない。すごい》といったコメントから、《キレイな人だとは思っていたけど、まさかこんなに演技が上手いとは》《この方がこんなに素晴らしい女優さんだとは思ってもみなかった》など、吹石の演技を初めてしっかり見たという視聴者からも称賛の声が相次いだ。

「吹石のイメージといえば、真面目、健康的、清潔感が代名詞のような優等生でした。ところが、2007年に放送されたユニクロの『ブラトップ』『キャミソール』のCMでは、セクシーな大人の女性という雰囲気で登場して大きくイメージチェンジ。視聴者を驚かせました。女優としても、健康的で明るいキャラの役が多かった印象ですが、12年に放送されたNHK大河ドラマ『平清盛』の初回で、白河法皇を殺害しようとして逆に矢で討たれる白拍子の舞子役を演じ、その鬼気迫る演技に『吹石はこんなすごい役が演じられるのか』と反響を呼びました。ドラマ業界では、『これから多くの映画やドラマで間違いなく活躍する』と太鼓判を押す関係者は多くいました」(芸能ライター・弘世一紀氏)

 しかし、15年に福山雅治(55)と結婚後は、第1子を出産したこともあり、女優としては休業状態に入っていた。なので今回の復帰を喜ぶ関係者は多い。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」