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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

周りの目は正しいと悟り 唐沢寿明は役者として突出した個人になれた

公開日: 更新日:

「僕らは大体、仕事といったらダムに行くか、採石場に行くか」
 (唐沢寿明TBS系「日曜日の初耳学」6月23日放送)

  ◇  ◇  ◇

 日本を代表する俳優である唐沢寿明(61)が、無名時代に特撮ドラマのスーツアクターだったことは有名な話だ。ブルース・リーに憧れ、役者を志し、15歳のときに東映の守衛に直談判。それがきっかけとなり、16歳で東映アクションクラブに所属し始め、「仮面ライダー」シリーズのショッカー役などを務めていた。

 その当時を回想して語った一言が今週の言葉だ。続けて「いい経験でしたよ。仲間意識が生まれた。個人プレーはダメっていうのを学んだ」と振り返っている。

 だが、このままでは表舞台に出る役者になれないと感じた唐沢はクラブを離れた。転機になったのは、1987年の舞台「ボーイズレビュー・ステイゴールド」への出演だ。そこで出会った三生社・社長の橋爪貴志子から、チノパンなど爽やかな服を渡され、それを着てオーディションに行くと、それまでが嘘のように合格することができた。

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