伊藤淳史は「憎まれ役」が意外とハマるが…元チビノリダー童顔俳優に立ちはだかる「40歳の壁」
「その後も順調にキャリアを重ね、演技に磨きをかけてきた伊藤さん。チビノリダーで木梨憲武さんと共演したことで培われたものがあったのか、やはりコメディータッチな演技がとてもお上手。とにかく伊藤さんが困り、振り回されると、画面が断然面白くなる。そんな印象がありますよね」と話すのは芸能ライターのエリザベス松本氏だ。
その伊藤の憎まれ役は「神説教」の森口役だけではない。横浜流星(28)主演のNHK大河ドラマ「べらぼう」で演じていた“かぼちゃの旦那”こと大文字屋市兵衛役も、何かと蔦重(横浜)に突っかかり、文句を言う憎まれ役だった。
「眉間にシワを寄せ、大きな目をギョロッとひんむきながらまくし立てる。そんなかぼちゃの旦那ですが、人情に厚い面もあり、どこか憎めないところもありました。おおむね憎たらしいけど、第12回(3月23日放送)の祭りの雀踊りで若木屋(本宮泰風)と対決するシーンはひと味違った。伊藤さんならではの百面相的な顔芸が生きて、ユーモアある名シーンに。あのシーンが心に残っている視聴者は多いかと思います」(前出のエリザベス松本氏)