宮澤エマは芸達者で映画、ドラマと大活躍だが…歌のうまさも半端ない
そもそも、芸能界入りのきっかけは宮本亜門のミュージカルに抜擢されたことだった。これまでに「ウエスト・サイド・ストーリー」日本版など10本以上に出演し、ミュージカル俳優としての評価も高い。音楽家の石井一孝は宮澤の歌声を「音色が美しく、倍音が柔らかく、響きが透き通っている」とベタボメ。
■「チコちゃんに叱られる!」で評判に
テレビで歌のうまさが知られたのは、5年前の「チコちゃんに叱られる!」(NHK)だった。「なぜ牛乳はペットボトルで売られていないの?」という疑問を、ミュージカル仕立てで解説したのだが、宮澤はお姫様役で登場、歌と踊りの素晴らしさで「エッ、あれ誰?」と注目され、いまでは「神回」といわれている。
「やはり、バラエティーでなく音楽番組で聴きたいですよね。以前、『ミュージックフェア』(フジテレビ系)で、ブロードウェーミュージカル『紳士は金髪がお好き』の曲を歌ったことがあります。さすがに華やかでしたよ」(前出のプロデューサー)
NHK「うたコン」、テレビ朝日系「ミュージックステーション」でもいい。宮澤エマの歌、聴かせてよ。
(コラムニスト・海原かみな)