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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(42)被写体女性との関係「僕の声に、撮影中でも向こうが“催して”…」

公開日: 更新日:

増田「ヌードの3強、3巨匠の天才性を発掘したメディアは、やはり僕もすごいと思います。メディアは離したくなかったでしょう。使い続けたかったと思います」

加納「うんうん」

増田「ヌードの撮影中は、典明さんは女優さんや歌手、モデルさんたちと気持ちの交歓といいますか、テレパスのようなものを感じてましたか」

加納「それはもう、そのときの渡り合いですね」

増田「ヤクザの斬った張ったの世界に似て」

加納「奇麗に撮ろうとかじゃなくて、俺は『どう斬ってやろうか、この子を』っていう感覚だったね。どう解釈しようかなと。で、そのことは意識的に言わないけど、撮ってるうちに結局そういうことをやってるわけですよね。だから僕が写真撮ってるとこを見たがる人もいるけども、それは今想像してもカメラマンは写真撮ってるところが一番かっこいいだろうなとは分かります」

増田「でしょうね。野球選手は野球やってるところ、力士は相撲取ってるところが一番かっこいいように」

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