吉行和子さんは90歳、NHK朝ドラ「あぐり」モデルの母は107歳…結局、長寿遺伝子は関係しているのか
SNSでは《あぐりが107歳死去と長寿だったので娘和子90歳で訃報に驚いた》《あぐりさんがもっと長寿だったから早すぎる感じしちゃうね》などと吉行さんの死去には悲しみとともに驚きの声も上がっている。
ちなみに平成初期に、双子で100歳を迎えた「きんさんぎんさん」がCMやテレビ出演で人気となった。2000年に亡くなった成田きんさん(享年107)、翌01年に亡くなった蟹江ぎんさん(享年108)がいる。
昨年3月には読売新聞のインタビューできんさんの四男で93歳の息子が長寿の秘訣を語っている。ぎんさんの娘は幼くして亡くした次女以外の4姉妹は全員90歳以上で、うち長女と三女は100歳を越えたことが報じられている(現在は全員故人)。
となると、気になるのは、老化抑制に寄与するといわれる「長寿遺伝子」は関係しているのか、ということだろう。
日本健康経営専門医機構代表理事の東貴大氏(医師)が言う。
「長寿遺伝子については過去に論文が複数残されており、世界的に発見されています。ただ、寿命は長寿遺伝子によるものが20~30%、環境遺伝子によるものが70~80%といわれています。長寿の方は、生まれてからの生活習慣など環境的要因の方が強く影響していると考えられます。また、長寿遺伝子と呼ばれるものには『FOXO3』や『サーチュイン遺伝子』などがありますが、『ミトコンドリア関連遺伝子』と呼ばれるものに関しては母親の遺伝系統から引き継がれるとみられており、母親のみが100歳を越える長寿で子供も同じくらい長生きの場合はその遺伝子を引き継いでいるといえるでしょう」


















