NHKがドラマ「シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~」のBPO審議入りに怯える“もう一つの理由”

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 しかし、NHKが頭を悩ませているのは、もうひとつ別の理由が絡んでいるからだという。今回、トラブルが発生した同ドラマで主演を務めたのが、来年2026年に放送される大河ドラマ「豊臣兄弟!」でダブル主演を務める池松壮亮(35)と仲野太賀(32)だったからだ。

「ただでさえ、この『シミュレーション』は撮影中の事故でケチがついている。4月に京都でのロケで火薬装置が誤作動し、出演者の一人が鼓膜を損傷するケガを負ったんです。さらにBPOに申し立てされたら…。遺族の怒りは相当のもので、訴訟という最悪のケースも想定できる。来年の最重要プロジェクトである大河ドラマに飛び火しかねない案件なので上層部は大慌てですよ。」(NHK関係者)

 当初このドラマには映画化の構想もあったようだが、今回の件でそれは完全に吹き飛んだという。

「『豊臣兄弟!』で豊臣秀吉と秀長を演じるのが、他ならぬ池松と仲野。今回のドラマで主演を張ったコンビがそのまま大河の主役にスライドする形になったわけですよ。視聴者が色眼鏡でこの2人を見るリスクがある。特にFM3層(50歳以上の男女)はこの種の話に敏感ですからね」(前同)

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