元SKE48須田亜香里さんがアイドル時代に覚悟を決めた「3つのターニングポイント」
総選挙は16年に初の神7入り、18年2位に
その頃はランクアップすると「もう限界かな」と10日間頭痛が治らなくなって気絶したりとかナゾのストレスに苦しめられていました。やめたい気持ちがあってもやめ方さえわからない時期にドーンと18位に落ちて、悔しい気持ちもあって初めて人前で弱音を吐けたり泣けたりしました。
そうしたらみんなから「この人も傷ついたりするんだ」「人間なんだ」と思ってもらえたんです。人間だと認知された瞬間でした。
そこからバラエティーで本音で話せるようになったんですよ。今までは「アイドルのあかりんならどう答えるか」を考えてキャラを演じていたけど、この時からは「自分はどう思うのか」を考えて、本心だけを言おうと。そうしたらお仕事が増えました。嘘くさくなくなったとも言われ、ファンの方との心の距離も近くなった気がしました。業界ではこういうのを「吹っ切れた」と言うのかな(笑)。
そして、逆に順位が7位と急に上がり(16年に初の神7入り)、次には2位に(18年)。今思えばしんどさが一番強い時に、18位に落ちず、逆にベストテンに入ったら、もっとしんどくなって倒れていたと思います。
22年に卒業し、今はバラエティーに出ていると、とても楽しいです。グループの時にしか得られない喜びはたくさんありましたけど、ファンの方からひとりの人間として愛してもらえているという感覚がうれしい。等身大のあかりんを、これからもよろしくお願いします。
(聞き手=松野大介)
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