テレ朝「やじうまワイド」司会だった田中滋実さん 古巣に戻ってアナウンサースクール講師に

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「やじうまワイド」本番の失敗は、朝食おかず大盛りで発散

 インドから帰国後、「アスク」で教え始めたというわけだ。今さらとはいえ、局の看板ともいえる「やじうまワイド」降板は、もったいなかった。

「いえ、私は本当に失敗ばかりで、吉澤さんやスタッフに迷惑をかけてばかりでしたから。番組が終わると社食で“朝メニュー”を食べるんですけど、『今日もやっちゃったな』と落ち込んで、『おかず、大盛りで!』とたくさん食べて発散していました(笑)」

 午前2時30分起床、3時30分出社、夜は「ニュースステーション」などのニュース番組を見ながら寝る生活だったという。

睡眠時間は3、4時間。出社後、すぐに各社の大量の新聞を読み、どの記事を扱うかを決め、記事のどこを読むかを判断しなくてはいけないのがすごく難しかったです」

 キリリとした美貌と明るく澄んだ声で“デキる女子アナ”風ながら、「団塊の世代」を「だんこんのせだい」と読み間違えるなど、“滋実案件”といわれたミスは、カタいニュースの多いなかで視聴者を和ませた。

「何百万人もの視聴者が見ているのだから、“しっかり伝えなくては”といつも精いっぱいで、余裕がありませんでした。周りは私が暗くならないよう気遣ってくださったのか、責めたり叱ったりはされませんでした」

 テレビに出なくなって30年近くだが、顔や声はあまり変わらない。

「そんなことはありません(笑)。でも、体調管理のために、ピラティスに週2回通っています。楽しみは、友人の影響でここ2、3年は韓流にはまり、ドラマ『ヒーラー~最高の恋人~』に出ていたチ・チャンウクという俳優のファンミーティングに大阪へ行き、初めて出待ちをしてみたり(笑)。海外生活を経験し、それまで当たり前だと思っていた平和や安全を、ものすごくありがたいと思うようになり、仲の良い友人と好きな場所へ出かけ、好きなことをする小さな幸せを大切にしています。この秋には、学生時代の友人と韓国へ“還暦旅行”へ行く予定。夫は仕事で忙しく、私を自由にさせてくれるんです」

 すでに社会人となり、独立した子どもが1人。東京都内で夫と2人暮らしだ。

(取材・文=中野裕子)

▽田中滋実(たなか・しげみ) 1966年6月7日、神奈川県相模原市生まれ、東京・杉並育ち。89年、成蹊大学英米文学部を卒業しテレビ朝日入社。夕方のニュース番組担当後、93年から〝やじうまシリーズ〟の「やじうまワイド」「新やじうまワイド」の司会を担当。99年退社。2014年から「テレビ朝日アスク」講師に。

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