俳優・東出昌大の“脱石油”生活に密着(後編)狩猟、時々農耕…石油依存から“脱却”するコツとは

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目指すのは、自然の「循環」に根差した生活

 東出が目指すのは、あくまで自然の「循環」に根差した生活。記者もその一部を体験させてもらった。彼が耕している畑のまわりには、ワラビが自生している。「これを採って、アク抜きして食べて、その体験をぜひルポに書いてください」と気を使ってもらった。

 よく見ればワラビはそこら中に生えており、根元でポキッと折れるので簡単に採れる。穂先が開いたものはアクが強く食感も硬くなるので、育ちすぎていない頃合いのものを選ぶ。

 あまり採りすぎてもよくないかと思いちゅうちょしていると、「ドンドン生えてくるんで大丈夫ですよ」と東出に声をかけてもらった。

 15分ほど一緒に山菜採りにいそしむと、すでに東出の手には記者の数倍の量のワラビがドッサリ。やはり、慣れが違うということか……。

 この日採ったワラビと、アク抜き用の灰を入れたビニール袋を渡してもらい、記者は東京への帰路についた。後日、灰を溶かしたお湯でワラビをアク抜きし、山菜そばにしていただいた。ほろ苦い春の味覚を味わい自然の「循環」を実感した記者は、せめていらぬ浪費をせぬようにと心に誓った。

(取材・文=橋本悠太/日刊ゲンダイ

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