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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

俳優プロデューサーが花盛りの理由 賀来賢人は最新作PRでテレビに出まくり

公開日: 更新日:

山田孝之、斎藤工、大沢たかお、岡田准一、そして真田広之

 そうした動きは賀来だけではない。映画「デイアンドナイト」の山田孝之、映画「リタ」の斎藤工、映画「沈黙の艦隊」の大沢たかお、「イクサガミ」(Netflix)の岡田准一……プロデューサーとしての顔を持つ俳優が増えてきた。その先頭を走る存在として忘れてはいけないのがシーズン2を制作中の「SHOGUN 将軍」(ディズニープラス)の真田広之

 もちろん、俳優の中には監督や脚本家の描く世界を演じることに徹する人もいる。その一方で面白いと思う企画を自ら立ち上げ、世界へ届けたいと考える俳優が増えているわけだ。

 かつて日本の俳優は事務所や製作側から与えられた役を演じた。いわば受け身。しかし、配信プラットフォームの普及で海外のクリエーターが作品作りを主導する姿を目の当たりにし、世界基準の現場に触れたことで意識は変わってきたのかもしれない。

 かつては三船敏郎の三船プロ、勝新太郎の勝プロ、石原裕次郎の石原プロなどスターが映画づくりに情熱を注いだ。しかし、その多くは創作への情熱と引き換えに巨額の負債を抱えることにもなった。もっとも、今の俳優プロデューサーは先人より財務諸表にも強そうだ。

 情熱だけで突っ走った昭和の映画人が懐かしくも思えるが。

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