「のだめカンタービレ」は2005年秋にTBSで放送されるはずだったが…
そして何より、上野樹里。あの、ふにゃ~っとした動きとしゃべりが、もう“野田恵”そのもの。漫画を読んでも、その後アニメ化されたのを見ても、“のだめ”が全部、上野樹里に見えてしまう。というか、その後の上野樹里が全部“のだめ”に見えるほどのハマり方で。
まあ、それからしばらくの間の上野樹里は“のだめ”のイメージとは裏腹に、取材者を緊張させるほどのピリピリ感があったみたいだけど。
実は「のだめカンタービレ」は、上野樹里主演でTBSで05年秋に放送されるはずだった。でも、玉木宏じゃない千秋役のタレントが所属する事務所の圧力で原作世界が損なわれそうになって、クランクイン直前に破談したらしい。
そしてTBSが代わりに制作したのが「花より男子」で、それが後世に語られるほどの大ヒットとなる。いやこれ、なんともいえない皮肉というか、結果的にどっちの局にとっても視聴者にとっても大正解。そんな奇跡が起きたのも、ドラマが熱かった時代だからかな。
(テレビコラムニスト・亀井徳明)


















