ひっそりこの世を去った 昭和の大女優 沢村貞子

公開日: 更新日:

 日頃から「人間は10日も食べないと自然に死ぬそうだよ」と周囲に語っていて、食事が喉を通らなくなった際には流動食を勧めたが、食べなかったという。
 死去はお盆の真っ最中の8月16日。病院に運ばれることもなく、自宅マンションで静かに息を引き取った。最期をみとったのは40年来、身の回りの世話をしてきた女性。死因は心不全だった。

 もっとも、死後はその気丈な様子が伝わってきた。衰弱し、トイレもままならない状態になっていったが、他人の世話になることも拒否。沢村は芸能一家の生まれ。兄は4代目沢村国太郎、弟は加東大介、甥っ子は津川雅彦だが、津川が沢村を見舞った際にはもう口も利けない状態なのに、自分の力でトイレに行く姿を見て、鬼気迫るものを感じたと語っている。

に離婚している。離婚の原因は新聞記者で後に出版社を経営する大橋恭彦との関係。大橋には妻もいて駆け落ち同然で同棲生活を始めた。正式に籍を入れたのは68年だが、ずっと連れ添った伴侶だった。その大橋の三回忌の法要は同年7月17日。津川らには「三回忌まではきちっとやる」と宣言。当日は化粧し、和服も着こなして、病床にあることを知られないように来客の応対を務めた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・甲斐拓也「あと4年続く地獄」…FA入団2年目にして上にも下にも居場所なし

  2. 2

    「再始動」報道続々の中居正広氏がカムバックする日 「悪名は無名に勝る」と業界が虎視眈々のワケ

  3. 3

    萩本欽一(5)「親父はカメラ屋、母親はご飯も炊けない四国のお姫さまだった」

  4. 4

    Rソックス吉田正尚が契約1年残して今オフ“クビ”の危機…日本球界復帰いよいよ現実味

  5. 5

    山﨑賢人が「ジョン万」に起用 NHK大河出演後は“大きなリターン”が待っている

  1. 6

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  2. 7

    和久田麻由子アナがフジとTBSではなく日テレを選んだワケ 今週からついに新報道番組に登場

  3. 8

    小室圭さん&眞子さんの「子供の性別」を特定したNYポストが「baby」「child」 に修正

  4. 9

    巨人・坂本勇人「二軍落ち」のXデー…代打もムリで「そのまま引退」にも現実味

  5. 10

    高市首相と麻生副総裁ついに亀裂か? 永田町がザワついた「焼き魚狂騒」の噴飯