秋に長引く苦しい咳 疑うべき6つの要因

公開日: 更新日:

 気温が急に下がった上に、相次ぐ台風で、体調を崩しがちの人も多いだろう。特に多いのが「咳(せき)」だ。もともと、秋は“喘息(ぜんそく)が増える季節”ともいわれている。咳について、知っておくべきことを、国際医療福祉大学臨床医学研究センター・足立満教授(山王病院アレルギー内科)に聞いた。

<1.3週間が区切り>

「咳が出る場合、原因をチェックすることが重要です。その目安になるのが期間で、3週間がひとつの区切りになります」
 3週間未満なら、風邪をはじめとするウイルス感染によるものが大半。一般のクリニックで対応できるし、場合によっては市販薬という手もある。3週間を超えたら、呼吸器の専門医がいるクリニックや病院を受診することを考えた方がいい。

<2.喘息は子供のものだけではない>

 3週間を超える長引く咳で最も疑われるのが、喘息だ。
「喘息の患者数は、成人・小児を合わせて400万~500万人ともいわれていますが、80%は成人になって初めて発症する方々。喘息は子供だけの病気ではないのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言