治療期間も時間も短い「がん自由診療」効果と費用を調査した

公開日: 更新日:

 自由診療による放射線治療の魅力は、(1)治療期間が短い(4~20日程度)(2)治療時間が短い(1回の治療が15~30分程度)(3)入院せずに済む――ことだ。

 治療方針が決まれば、すぐ治療開始。純粋に治療時間だけしかかからないので、仕事をしながらでも通える。
 クリニックC4(千葉・西船橋)では、高精度放射線治療のひとつ、トモセラピーを専門にしている。トモセラピーは、放射線をらせん状に照射、コンピューター制御で複数箇所のがんをピンポイントで一度に治療できるところがメリットといわれる。全身転移、肺がんなど照射の難しいがんに効果が見込まれていて、角盈男氏が前立腺がん治療をしたのもここだ。

 青木幸昌院長はこう語る。

「当院では、もう施しようがないと言われた患者さんが多く来院されます。そういう方でも、1日30分程度、2、3週間の通院で治療は終了します。治療中もその後も、家族と生活し、同じものを食べられる。特に高齢者は一度入院すると寝たきりになりやすい。入院を回避できるだけでも生活の質は向上します」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々