世界が注目 肝臓がん防ぐ「レスベラトロール」最新情報

公開日: 更新日:

 つまり、糖尿病脂質異常症を併発していればそれらの治療でなんとかするしかなく、炎症や線維化まで進んだNASHへの直接的な治療はない。だからこそ、今回の研究結果が注目を集めているのだ。

 今後は炎症や線維化が中心のNASH患者を対象にした臨床研究が行われる見込み。NASHの正式な治療にレスベラトロールを取り入れるかどうかまでは結論が出ていないが、結束医師は、NASHで肝障害まで起こしている患者は、主治医に相談した上で、試してみるといいのではないかと話す。

「レスベラトロールはすでに複数のメーカーからサプリメントとして出ていて、欧米では積極的に使用されています。規定量の範囲なら、ポリフェノールの一種なので、副作用については心配しなくてもいいと考えられます」

 NASH治療の大きな一歩になることは間違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗