寿命を縮めることも…ベストなランニング時間とは

公開日: 更新日:

 健康のためのランニングが寿命を縮めるってホント? 国際医療福祉大学熱海病院の〆谷直人先生の回答はこうです。

「確かに、過度のランニングが健康を害する恐れがあることは『ウォールストリート・ジャーナル』に報告されています。とはいえ、走ること自体は悪くありません」

 同紙に掲載された研究によると、時速12キロ以上で走る人は心臓を損なうリスクがある。こういった研究をもとに、「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」は「週に30~40キロ以上を時速12キロ以上で走ることは、健康を害し、寿命を縮めて、心筋梗塞のリスクを高める」と結論づけています。

「一方、普通にランニングをする人は、ハードに走る人や走らない人に比べて寿命が延びる(長生きする)との研究報告もあります。つまり過度の運動が問題なのであって、軽く走る分には、むしろ健康に良いといえます」

 米国の研究者によると、1週間で合計2~3時間のランニングがベストな運動量。ただし、普段運動をしていない人や体重が重い人がいきなり走り出すと、膝や足首を痛めかねません。

「まずはウオーキングを1カ月ほど続けてからランニングを始めてください。一番理想的なのは、呼吸が乱れず、心拍数が上がらない程度のウオーキングです」

 走り過ぎにはくれぐれもご注意を!

【連載】?に答えます

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか