寿命を縮めることも…ベストなランニング時間とは

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 健康のためのランニングが寿命を縮めるってホント? 国際医療福祉大学熱海病院の〆谷直人先生の回答はこうです。

「確かに、過度のランニングが健康を害する恐れがあることは『ウォールストリート・ジャーナル』に報告されています。とはいえ、走ること自体は悪くありません」

 同紙に掲載された研究によると、時速12キロ以上で走る人は心臓を損なうリスクがある。こういった研究をもとに、「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」は「週に30~40キロ以上を時速12キロ以上で走ることは、健康を害し、寿命を縮めて、心筋梗塞のリスクを高める」と結論づけています。

「一方、普通にランニングをする人は、ハードに走る人や走らない人に比べて寿命が延びる(長生きする)との研究報告もあります。つまり過度の運動が問題なのであって、軽く走る分には、むしろ健康に良いといえます」

 米国の研究者によると、1週間で合計2~3時間のランニングがベストな運動量。ただし、普段運動をしていない人や体重が重い人がいきなり走り出すと、膝や足首を痛めかねません。

「まずはウオーキングを1カ月ほど続けてからランニングを始めてください。一番理想的なのは、呼吸が乱れず、心拍数が上がらない程度のウオーキングです」

 走り過ぎにはくれぐれもご注意を!

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