【歯が折れた・抜けた】保存するため覚えておきたい3カ条

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 転倒するなどして、歯が「折れた」「欠けた」「抜けた」場合、どうしたらいいか。正解は、取れた歯を持って一刻も早く歯科を受診することだ。東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニックの新谷悟院長が言う。

「歯が欠けてしまった場合、大きな破片であれば歯科医院で専用の接着剤を使って付けることができます。やってはいけないのは、自分で市販の接着剤を使って付けようとすること。歯の中に接着剤の成分が浸透してしまうと、歯科で付けることができなくなってしまいます」

 しかし、欠けた歯の破片は絶対に必要というわけではないという。捜すのに手間どったり、細かい破片まで捜すくらいなら、早く歯医者を受診した方がいい。歯の神経まで及ぶような破折があるかどうかで、その後の治療(神経を取るか、取らずに歯を残せるか)が大きく異なるという。

 特に子供では、まだ歯を支える骨が軟らかいので、強くぶつけると歯が丸ごとポロッと抜けてしまうことも多い。

「歯が抜けてしまっても、早く歯科医院に持っていけば再植できるチャンスがあります。大切なのは、歯の根の部分に歯根膜という組織が残っていることです。落ちた歯の根の部分は極力触らず、流水で汚れを落とし、乾燥させないよう保存して早く持って行ってください」

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