終末期に胃ろうは必要か?

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 毎日のように2人の子供が見舞いに来ているが、胃ろうをつけるときに子供たちの間で意見が割れた。50代の長男は、医療費の負担も考慮して、病院に「胃ろうは必要ありません」と訴えた。ところが長女は、「母を見殺しにはできない。絶対に胃ろうをつけて!」と泣きながら長男と病院側に懇願した。胃ろうをつけても、母親が元気を取り戻す確率は1%もないことは分かっているのにだ。

 子供たちの存在さえ分からず、大きく口を開け、寝たきりの母親を見ながら、長男は「生きるとは、どういうことでしょうか」と、自問自答を繰り返している。

【連載】「多死社会」時代に死を学ぶ

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