依存症治療に変化 飲酒やめずに「減酒外来」という選択も

公開日: 更新日:

 同センターでの減酒外来は、「お酒の習慣が気になっている」「お酒をやめたくないが、量を減らしたい」「お酒に関する健康チェックをしたい」「お酒とうまく付き合いたい」など、飲み方が気になっているすべての人が対象となる。

 外来が前提で、まずは、血液・尿検査、骨密度検査、腹部エコー検査、頭部MRI検査などを受ける。次に医療スタッフが「どのような飲み方にしたいか」など、患者が目標とするアルコールとの付き合い方をチェック。その後、アルコール治療専門の医師が飲酒問題のレベルを診断基準を用いて評価し、「問題のない飲み方はどうすればいいか」「お酒の量を減らすために」など、本人の意向に沿ったアドバイスを行う。

「どれくらい減酒をするかは、患者によって異なります」

 飲酒日記をつけ、1日ごとの飲酒量や回数を振り返ったり、飲酒の習慣を変えた方法や感想を医師と話し合う。

 駅前で酔っぱらって大声を上げているサラリーマンの姿は決して珍しくない光景だ。しかし、彼らの多くは、もしかしたら減酒外来の受診を検討した方がいい人たちかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か